アイデア発想力とは、想像力→機転力→思考力→創造力
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この本を書くにあたり、あらためて「アイデア発想力」とは何なのかを考えてみました。僕自身も、過去には深く考えず「アイデア発想力を鍛えよう!」などと言ってしまっていたのですが、改めて自分なりに整理してみた結果、アイデア発想力は以下のように分解され、4つの段階を経て身についていくものであるとわかりました。
0.現実化していない物事を自由に思い浮かべる「想像力」(準備段階)
1.目の前に現れた悩みの種を、パッと片づける「機転力」
2.仕事や人生の重要な課題の解決方法を考える「思考力」
3.やりたいことや、全く新しい価値を生み出す「創造力」
「アイデア発想力」を、この中の「思考力」や「創造力」だけのことだと思っていると、なかなか上手くいきません。例えば仕事などで、問題を解決する「思考力」を求められたり、新しい企画を形にする「創造力」を求められたりしたとき。急にそれをやろうとしても上手くいかず、「アイデア発想力を身に付けないと!」と焦っても、何をしていいか分からず、結局「アイデアを考えるなんて私には無理!」と、自信を失います。
まずは、正解も何もない自由な考えを楽しむ想像力を働かせて遊びましょう。次に、日常で少しモヤっとしたことがあったら、そのモヤモヤを軽くし、スッキリさせる機転力を楽しんでみましょう。その先に、仕事や人生を思いのままにする真のアイデア発想力が身に付いていきます。
【コラム】
まずは、「想像力 =アイデア発想力」だと思っているくらいが、ちょうどいいかもしれません。自由に考えることを楽しめる力が、すべての基礎です。