【コラム】リモ充(リモート充実)とは何なのか
11 / 03 / 22リア充(リアル充実)という言葉があります。
Wikipediaから引用させて頂くと、
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現実の生活が充実している人を指すネット造語。「リアル(=現実)の生活が充実していること」という意味である。
具体的に言うと、たとえば張り合いのある職業に就いている人、独身者の場合は恋人に恵まれている人、既婚者の場合は暖かい家庭を築けている人。また、昼食を一緒に楽しめる仲間がいたり、週末を一緒に楽しめる友人が多い人を指している。
ということでした。
2020年のコロナ禍により、リモート生活が広まり、気持ちが落ち込んでしまう人が増えた一方で、いきいきとリモートワークやリモート飲み会などを楽しんでいる人も多く見られました。
リア充に対して、「リモ充(リモート充実)」という状態を定義するならば、それは何でしょう。考えてみます。
普通に考えると当然、リモートライフが充実している人、ということになりますよね。
充実したリモートライフとは、ビデオ通話で仕事仲間と快適に話したり、あるいはSNSやSlackなどを駆使して快適な環境で自宅から仕事をしたり。
仕事以外でも、イベントや飲み会にリモートで参加したり、オンラインのゲームやライブなどのエンターテインメントを楽しんだりしている人もリモ充ですよね。リモートでの恋愛というのも増えていきそうです。
ひとつ、自宅に居ながら快適に世界とつながっている人が、「リモ充」であると言えそうです。
ここでもう一歩深く考えると、充実とは、何なのか。
リモートでの人との交流やエンタメ体験などが、「多い」のが充実とは一概には言えなさそうです。
ここでは、人それぞれが快適だと感じるスタンスが重要になりそうです。
リモートライフの何を幸せに感じるか、は様々で、
例えば
・リモートワーク用の機材の充実を幸せに感じる人
・通勤などの外出をしなくてもいいことを幸せに感じる人
・家族との時間が増えたことを幸せに感じる人
・遠くにいる人と自然に話せる機会が増えたことを幸せに感じる人
・うまくリモート通話ができる自分の能力を幸せに感じる人
…などなど。
もし、「非リモ充」よりも「リモ充」になりたいと思うなら、自分が無理せず幸せに暮らす条件をよくわかっている人が、リモ充になれそうな気がします。
ストレートに考えると、非リモ充は、リモートでコミュニケーションをとる機会が少なく、孤独を感じてしまう状態です。でも、もし無理にリモートコミュニケーションをしない方が幸せだと感じる人がいるなら、その生活がその人にとってのリモ充であると言えます。
そう考えると、そもそも「リア充」という言葉も、自分がリア充になりたければ、自分にとっての幸せが何かを分かっているひとが、リア充なのだと言えそうです。
社会とのつながりに関して、誰と、どんな規模で、どんなつながり方をしたいかを分かっていて、それをリモートライフの中でできている人が「リモ充」なのかなと思います。
ひとつ言えるのは、
人間の健康の三大条件は「身体の健康」「心の健康」「社会的つながり」です。社会につながっていることは、健康にとってとても重要です。だから、リモート生活になっても、何らかの形で、自分のスタンスで、社会にはつながっている方が良いはずです。
自分なりの「リモ充」に近づいていけたらいいですね。
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