Voicyアプリが新しくなりました。Ver6.0.0 新ホーム画面UI

10 / 12 / 10

雑なメモ

①放送タイトル(エピソード内容)のフォントが大きくなり、番組アイコン(パーソナリティ名)が相対的に小さくなった

→番組アイコン(パーソナリティ名)を大きくして、誰の番組かわかりやすくした方が良いと考える

 

【仮説】

・現在のアクティブリスナーの聴取時間には上限がある。
サービス成長のためには新規アクティブリスナーを増やしたい。

・音声配信というジャンルでは、「これが聴きたい」という目的がない限りそのアプリを入れない。
ニュースや情報商材、楽曲などを聴けるから入れよう、という流れが起きるが、
Voicyのコンテンツの多くはボイスブログであるため、「○○さんのしゃべりが聴きたい」というように、人を目的にアプリの新規インストールとアカウント登録まで行動が起きる。

・サービス内に新規アクティブリスナーを増やすには、モチベーションの高いパーソナリティさんが番組開設をし、「〇〇さんが番組を始めました!」という告知が行われ、SNSフォロワーや知り合いが流入し、番組が長く継続されることが必要(この持続性を実現するのがVoicy社がずっと掲げてくれているパーソナリティファースト)。

・パーソナリティは番組を開始/継続する上で、自分の番組が見つかる状態になっていることを望む。なぜなら他の音声配信サービス、動画配信サービス、SNS、ブログなどはいずれも、アイコンやサムネイル、デザインなどでアピールできることが普通だから。日々更新している番組が見つかるかどうかが不確定な環境では番組を続けにくい。現状初めに立ち上がるホーム画面では、自分の1放送が表示されたとしても、「番組」の顔は見えない。

・【補足1】現時点のVoicyアクティブユーザーは、聴く番組が足りないことに困っていないという仮説が立つ。理由はすでに個々の番組の満足度が高いから。いくつの番組聴取が習慣化しているかは人によるが、能動的にもっと他の番組を探しにいきたいと思っている人は少ないと推測される(ただし自分の好きなパーソナリティと人間関係やジャンルで関りのある他パーソナリティに関心を持つ傾向はある)。

・もちろんリスナーさんのLTV(Life Time Value、顧客生涯価値。1人の顧客が自社の利用を開始してから終了するまでの期間に、その顧客からどれだけの利益を得ることができるかを表す指標)を上げるために、プラットフォーム内を回遊していろいろな番組を聴き始め、Voicyにもっと時間を使ってほしいところだが、先に既存リスナーの成熟のみを目指すと、プラットフォーム内の番組同士が時間とリスナーを奪い合う構造になり、価値の流通量が変わらない。全番組のリスナーが増え続けるためには、アクティブリスナーの総数を増やす必要があると考えられる。

・【補足2】ちなみに視覚情報コンテンツは属人性と無関係の場合も多い。動画、本、マンガ、画像などは誰が作者であるか問われないことも多いが、ご存じの通り声は違う。ボイスブログにおいては、ラジオ文化発祥の流れの中で声の発信者が「パーソナリティ」と呼ばれ始めたことでもわかるように、「誰の声か」という属人性を切り離すことができない。属人性を減らすならば、話す内容をより整頓され何らかの情報の網羅性を高めた情報商材にする必要がある(例えば教科書のオーディオブックなど)。

 

 

②リスナーさんの属性に合わせ、多番組の放送1つずつ(話のジャンル、テーマ、エピソードタイトル)をレコメンドしている

→「番組(パーソナリティ)」単位でレコメンドするのが良いと考える。「あなたにはこの番組をおすすめします。この番組の放送をいくつか聴いてみて下さい」と

 

【仮説】

・現状は、話のジャンルやトークテーマごとに、リスナーごとにパーソナライズされた放送1つずつが表示されているが、タイトルの付け方に統一性がないこともあり、聴きたい放送を探しにくく、セレンディピティ的な出会いも起こりにくいと想像できる。

・また、番組内容が普遍的自己啓発トークテーマとあまり関係のない性質のパーソナリティは見つかりにくくなり、番組が育たなくなる。結果、おすすめされるハッシュタグ企画(日替わりトークテーマ)にできるだけ沿って話そうとし、似たタイトルの放送が増え番組の個性が薄まっていくことも懸念される。

・これに対して、個々のリスナーさんに対して「番組」を適正なアルゴリズムでレコメンドし、新しい「パーソナリティ」に出会ってもらうことで、全員が得をし、全員のVoicy内での行動(発信、聴取)が継続する。

・パーソナリティが「フロー理論」にもとづいて番組継続とクオリティ向上へのモチベーションを持ち続けられるように、フェアに番組が見つかる機会を作る必要がある。見つかったのに伸びない番組はあって仕方ないが、アルゴリズム理由で見つかる番組と見つからない番組に差が出ると、フェアネスがなくなりフロー理論に逆行する。その結果プラットフォーム全体の番組クオリティが総じて下がっていく可能性がある。

 

以上、読みづらくすみませんでした。詳しくは音声で→ https://voicy.jp/channel/1883/676058