ナイスギブ! ゲームを盛り上げるコツ

11 / 04 / 01

 

リモートプレイ推奨アナログゲーム「ナイスギブ!」が発売になりました。初回分をご注文下さった方々、改めて、本当にありがとうございました!

初回購入特典として、2020年6月には順次、購入者全員とのオンラインプレイ会も実施いたしますが、ここでは、このゲームをみんなで遊ぶときに、どんな進め方をしたらより盛り上がるかのヒントを書いていきます。(この記事は随時編集、更新して参ります。)

 

(注意)商品に付属の取扱説明書でルールを読んだうえで、以下の記事をご参考までにご覧ください。

 

【一番たいせつなこと】

リラックスして、柔軟に、誰が何を話しても自由です。

カードの絵柄は、ただのインスピレーションのきっかけです。思いついたことを言ってみて、みんなで「ナイスギブ!」「ナイスギブ!」と声を掛け合いましょう。これはある意味、褒め合いのゲームです。まずは相手を喜ばせる一言を、その場のノリで考える。楽しいゲームの時間をみんなで、まさにギブしあうことが大切です。

ギブの達人になるためには、相手が求めていないことを言ってしまうことを恐れたりしないで、内容やスマートな会話よりも、「自分が、何を、どうやって話したら、それが小さなギブになるのかな…?」と考えて、トライしてみましょう。やさしさと助け合いの連鎖が生まれたら、そして一生ものの友情が生まれたら、最高です!

 

【ヒント1】願望を話す側のコツ

このゲームは、「私の願望は〇〇です」「そんなあなたに□□をしてあげます」というトークをするゲームです。

このトークのお題は、初めての人にとって、なかなか難しいお題です。

本当は「仕事が欲しい」「お金が欲しい」「出世したい」「恋人がほしい」「こんなエグい悩みを解決したい」などなどの本音の願望があるかもしれませんが、それはごく親しい友人や家族にさえ話すのが難しいかもしれないし、ましてや初対面の人と遊ぶときに話すことに抵抗があって当然です。

最終的には、本音をさらけ出すと、本当に欲しい「ギブ」をみんなからしてもらいやすくやるので、そこに到達することが目的ではありますが、まずは気軽に、思いついたすごく小さな願望を話してみましょう。

たとえば、

<本のような絵柄のカード>を出して、

「面白い本が知りたいでーす」

などというと、他のプレイヤーは自然にギブしやすいでしょう。これは、言うならば「無難」な部類のお題です。

そして、もう少し「さらけ出し」をするなら、次の段階として

「マーケティングの仕事に役立つ面白い本が知りたいでーす」

などと、ジャンルを指定していくと、それに関してギブできない人は増えるかもしれませんが、1人から有益な情報がもらえるかもしれません。

そうやって、徐々に願望を具体的にしていってみてください。いろいろなお題を出してみて、皆の反応を待ち、楽しむのが良い塩梅の遊び方です。

カードのイラストからインスピレーションを受けて、願望を話すわけですが、イラストはただ思いつくきっかけ程度のもの。引っ張られすぎず、カードの絵柄なんて関係なくてもいいので、自由に話しましょう。

 

【ヒント2】ギブする側のコツ

願望を話す人は最初、様子見をしながらお題を出してくることが多いです。あるいは、本当に「今欲しい!やりたい!」ということを直感的に話したり。それが正しい遊び方です。

でも、それを聞いた、他のギブする側のプレイヤーが、「何をギブすればいいんだろう…」と考え込んでしまうことはよく起こります。

たとえば、

「大自然に生きたい!いますぐキャンプに行きたい!!」

という願望を、ゲームの親が話したとしましょう。

でも、じゃあそんな人に、何をギブできるかな…?というのはなかなか難しいですよね。「じゃあ、キャンプの段取りするから、今すぐ一緒に行こう!」なんていうのも、無理があるし…。

こんな時は、その相手が、話した願望の裏側にどんな欲求を持っているかな? そもそもこの人はどんな人なんだろう? ということを想像、推察して、話した願望と全く関係ないギブの提案をするのが面白いやり方です。

たとえば、

「〇〇さんは大自然に行きたいということですが、たぶん、家にいる時間が長かったり、デスクワークが忙しかったりして、ストレスがたまってるのかなあ、と私は予想したんですね。だから、大自然と関係ないんですけど、私今から、〇〇さんを癒す4コママンガを描いてTwitterに上げますので、見てください。」

とか。

お題に出てきた「キャンプ」とは全く関係ないですよね。でもこれは立派な「ギブ」です。

このゲームは、話された願望にダイレクトに答えるギブを考えなければならないわけではなく、話されたギブからその人のパーソナリティを予想して、その人が喜びそうなことをギブしてあげるゲームなのです。

このくらいの柔軟性を、参加者全員が持ってくると、ギブが上手くなってきます。悩まないで、まずは口に出してみましょう。たとえ、スベっても、嫌われることは絶対にありません。だって、ギブですから。嫌がられることがないというのが、ギブのいい所です。

最初はとにかく、ちょっとしたことから話しましょう。

正直、例えば自分の本業のサービスとか、お金がかかることとか、本音ではなかなかギブしづらいこともあるはずです。それを、なんでも出し惜しみせずにギブしろ、とは決して言いません。連鎖が起こりやすいギブとは、えてして、ものすごく小さなことなのかもしれません。

それに、ギブした本人が、返報性により結局いいことを得られるように、ある意味計算したギブを行っても、全然悪いことではありません。

ギブは、奥が深く、トライ&エラー&サクセスによって上達していくスキル(生き方)でもあります。

 

【ヒント3】「〇〇ギブ!」という造語を作るとおもしろい!

まずは、とにかく誰が何を言っても、全員で「ナイスギブ!」と連呼してほしいです。それだけで、ギブしてみる勇気が湧いてきますし、みんな嬉しくなります。

そしてその次には、各自、他の人が話したギブの内容に合わせて、「〇〇ギブ!」という造語を掛け声してみてください。たとえば、

「フューチャーギブ!」:今は実現不可能だけど、将来ギブして~!

「マーベラスギブ!」:とにかくものすごいギブだな!

「キュートギブ!」:かわいらしいギブ♡

「リアルギブ!」:現実的なギブ

「リトルギブ!」:めっちゃちょっぴりのギブ

「ジーニアスギブ!」:ちょっと何言ってるかよくわからないけど天才っぽいギブ

「アイデアギブ!」:その発想はなかった!というギブ

・・・などなど。

なんとかギブ!とみんなで言っているうちに、ゲームがどんどん盛り上がり、空気がよくなり、みんなが話しやすい空気が作られていきます。ノリで掛け声を考えてみましょう。

 

【リモートプレイのヒント】

取扱説明書に、リモートプレイの遊び方が簡単に書いてありますが、以下、補足です。

親にギブする側のプレイヤーたちが発言したいときは、挙手するなどよりも、手持ちのカードを画面に見せて、それを見た親が指名する、という流れが遊びやすいです。

 

【おまけヒント】機会があれば、お子様とやってみてくだだい。

うちでは、3歳、6歳の娘たちとこのゲームを遊んでいますが、ものすごくギブが上手いです。

例えば「家事がつかれた」と言うママに対して、

「だっこしてあげる!」

「なでなでしてあげる!」

「おやつあげる!」

「魔法でおてつだいしてあげる!」

「お手紙あげる」

「ママの絵描いてあげる」

とか言います。

まさにこれが、このゲームの理想の遊び方です。

大人も、これでいいんです。
子供の場合、まず自分にできることが限られていることが分かっているのが強みです。相手の言ったことは関係ない。できることをギブするだけ。

それから、実際にはできない非現実的なことも言います。

相手の関係ない、自分がやりたいことも言います。

そのなかで、「やさしさ」の気持ちが醸成していくのがわかります。
子供と遊ぶと、学びが深いです。

私たち大人も、ギブできるようになるためには、子供のような感性を身につけることが大事なのかもしれません。

 

それでは、ギブの世界を、いろいろな人と、楽しんでみて下さい~!!

 

株式会社ウサギ 高橋晋平

https://note.com/simpeiidea/n/nce3f4c0354f4